1. 調査の概要
- 調査名
- 失敗に関する意識調査2026(失敗白書)
- 調査期間
- 2026年9月18日〜10月5日
- 調査方法
- ウェブアンケート(全14問)。当法人のSNS(Instagram・X・Facebook)、イベント会場、Peatix・CAMPFIREの登録者へのメッセージで回答を呼びかけました。回答者の中から抽選で20名にギフトカード(1,000円分)を進呈します。
- 回答数
- 125件(集計対象 115件)
年代
- 19歳以下2人
- 20代12人
- 30代42人
- 40代33人
- 50代21人
- 60歳以上5人
立場
- 学生4人
- 会社員33人
- 公務員・団体職員1人
- 経営者・役員23人
- フリーランス・個人事業主17人
- 主婦・主夫27人
- 現在は働いていない9人
- その他1人
呼びかけに応じた方の回答で、無作為に選んだ調査ではありません。日本全体の傾向を示すものではありません。以下の割合は、本調査の回答者のうちの割合です。
2. 失敗許容度指数
設問1〜6の回答から、「日本は、どれくらい失敗できる社会か」を100点満点で表したものです。「個人」「環境」「社会」の3つの層に2問ずつあり、3つの層の平均を総合の指数としています。
総合
54.3/100点
- 個人58.4
失敗を恐れずに挑戦し、失敗を次に活かせているか(設問1・2)
- 環境69.4
身のまわりで、失敗を話せるか・責められないか(設問3・4)
- 社会35.2
日本社会は失敗に寛容か、再挑戦しやすいか(設問5・6)
年代別(回答が20件以上の年代)
| 年代 | 回答数 | 総合 | 個人 | 環境 | 社会 |
|---|---|---|---|---|---|
| 30代 | 42 | 54.0 | 52.4 | 70.2 | 39.3 |
| 40代 | 33 | 56.4 | 67.2 | 68.7 | 33.3 |
| 50代 | 21 | 54.2 | 60.3 | 70.6 | 31.7 |
3. 設問別の結果
右の数字は「そう思う」「どちらかといえばそう思う」の合計の割合です。設問1は、割合が低いほど「あきらめていない」ことを表します。
個人
1. 失敗を恐れて、やりたいことをあきらめてしまうことがある
60%
2. 自分の失敗を、次の挑戦に活かせている
83%
環境
3. 失敗した話を、安心して話せる相手や場所がある
77%
4. 私のまわりでは、挑戦して失敗した人が責められない
70%
社会
5. 日本社会は、失敗した人に寛容だと思う
27%
6. 日本は、一度失敗しても再挑戦しやすい社会だと思う
33%
公的な調査と同じ趣旨の質問
7. うまくいくかわからないことにも意欲的に取り組む
71%
8. 困難があっても前向きに回復できると思う
77%
失敗談について
9. 他人の失敗談を聞くことは、自分が挑戦する後押しになると思う
86%
10. 自分の「失敗経験」について、いちばん近いもの
- 語りたい気持ちはあるが、場や機会がない27%
- 語りたいとは思わない35%
- すでに語れる場がある32%
- 失敗経験はとくにない6%
4. 公的な調査との参考比較
設問7・8は、国内の公的な調査と同じ趣旨の質問です。
うまくいくかわからないことにも意欲的に取り組む
- 本調査
- 71%
- 公的な調査
- 56.4%(こども家庭庁「我が国と諸外国のこどもと若者の意識に関する調査(令和5年度)」。日本の13〜29歳)
困難があっても前向きに回復できると思う
- 本調査
- 77%
- 公的な調査
- 56.8%(日本財団「18歳意識調査」第78回)
公的な調査は若い世代が対象で、本調査は30〜50代が中心です。対象と方法が異なるため、数字の差を直接比べることはできません。参考として並べています。
5. 寄せられた声
「あなたの失敗と、そこから得たもの」に78件の記述をいただきました。匿名での紹介に同意をいただいたものから、一部を原文のまま掲載します。
たくさん失敗をして涙を流したけれど、「命があるならすべてたいしたことではない」と父に言われ、その言葉を励みにして頑張っています。
上司と大ゲンカして1年以上口を聞かなくなったが、お互い話し合い、よりよい関係を築けるようになった
キャラ弁作りに大失敗。こだわりすぎて朝からイライラ、子供は泣くし大遅刻。本末転倒でした。そこから学んだのは「完璧より笑顔が一番」ということ。今では手抜き冷凍食品も堂々と使います。大切なのは、家族みんなが機嫌よく、笑顔で朝をスタートできる心のゆとりだと気づけました。
どう立ち直るか、立ち直り方を身につけた リカバリーできる自分に自信を持てた
新卒で入った会社の社風が合わず失敗したが、転職先でいい出会いがありました。
6. 集計の方法
- 4択の回答を、そう思う=100点、どちらかといえばそう思う=66.7点、どちらかといえばそう思わない=33.3点、そう思わない=0点に換算しています。設問1は点数の向きを逆にしています。
- 層の点数は2問の平均、総合の指数は3つの層の平均です。点数が高いほど、失敗を恐れずに挑戦しやすい状態にあることを示します。
- 次の回答は集計から除いています:30秒未満で送信された回答(8件)、設問1〜8のすべてで同じ選択肢を選んだ回答(2件)。
- 割合は小数点以下を四捨五入しています。
7. この調査について
一般社団法人ステップフォワードジャパンは、失敗を恐れて、挑戦をあきらめなくていい社会(「失敗できる社会」)をめざして、2024年に設立されました。
私たちは、失敗を恐れてやりたいことをあきらめる人を減らしたいと考えています。そのために、挑戦した人を責めるより応援する「身のまわり」を増やすことから始めています。トークイベントとポッドキャスト「失敗の履歴書」で、さまざまな方の失敗と再起の話を届けています。
この調査は、来年以降も同じ設問で毎年実施し、10月13日の「失敗の日」に結果を公表します。「失敗の日」は、2010年にフィンランドの学生団体が始めた日です。
本調査の結果を引用される際は、「一般社団法人ステップフォワードジャパン『失敗白書2026』」とご明記ください。
お問い合わせ:info@step-forward-japan.jp